情熱と蜜蜂

永遠映す地平線に
退屈した夕陽の悲鳴
魂だけに響いたのは
大事なもの呼び起こすため
手のひら浮かぶ太陽に
情熱と蜜蜂が向かい始めた
その手を胸に押し当てて
目覚める鼓動を感じた
 
脈打つ赤い空の下に
沈黙した唇がある
再び声を取り戻せと
風は叫ぶ我を忘れて
手のひら浮かぶ太陽に
情熱と蜜蜂が向かい始めた
その手を胸に押し当てて
目覚める鼓動を感じた
 
そのとき僕は気付いていた
見つめたのは夕焼けではなく
内なる世界
内なるものへの憧れだと
手のひら浮かぶ太陽に
情熱と蜜蜂が向かい始めた
その手を胸に押し当てて
目覚める鼓動を感じた
心へ沈む太陽に
情熱と蜜蜂が溶けている事
感じる
感じる
強く感じるから
今なら叫べるはず